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  イサキ  
  匠からの伝承<TAKUMI karano DENSHOU>第9回は、初夏が旬の人気もの”イサキ”をターゲットとし、そのポイント選定を中心に紹介します。  
 
●イサキはこんな魚
小型ほど縞模様がはっきりしています
小型ほど縞模様がはっきりしています
イサキ科で、関東地方の南岸から南日本、西日本の沿岸に生息し、スマートな魚体は”魚らしい魚”としてルックス的にも釣り人から人気のあるターゲットです。
幼魚の頃ははっきりした縦縞があり、その模様がイノシシの子供に似ていることからウリンボウとも呼ばれています。その模様は、成長するにつれ次第に薄れ、30センチを超える頃には模様が消えてしまいます。
 
●イサキの生息場所とポイントの選定法
イサキは潮通しのよい場所を好み、険しい岩礁帯の高根を中心に群れを作ります。とはいえ、着く根と着かない根がはっきりしていて、前述の条件が揃ってもイサキが着かない根も多く、ポイント探しはそれなりに苦労します。イサキが着いている根では釣っても釣っても、次回釣行ではまた新たなイサキが寄って来るという印象を受けるほど、イサキにとって魅力的な何かがあるようです。
小型のイサキは大群で行動し、季節によって生息する水深が異なります。大型になると比較的小さな群れで行動するようになり、1年を通じてポイントを変えないいわゆる”居付きのイサキ”も居て、大イサキは釣人憧れのターゲットのひとつです。(フルノLS-6100)イサキは高根の頂上付近など潮通しが良い場所に集まっている
回遊する中小型のイサキも産卵期となる初夏には水深20メートル前後の浅場に群れ、ボート釣り師の格好のターゲットとなります。
ポイント探しは、魚群探知機で”高根”を見つけることから始めます。海底地形図があれば、等深線の間隔が狭まっているところが岩礁帯である可能性が高く、等深線が同心円状になっている部分が高根となります。但し、イサキが着く高根は海底地形図には表現できていない比較的小さな高根である場合も多く、実際には魚探を使って海中を探索し、高根とともにそこに着く魚の反応を探して見極めることになるでしょう。
右の魚探画像はイサキが実際に釣れた際の反応画像です。
高低差が約10メートルの高根で、根の真上にイサキの反応が映っています。画面は2周波表示のモードで左が50kHzで右が200kHzです。
魚探に映し出される高根に着く魚群反応はイサキ以外にもスズメダイ、サクラダイ、ネンブツダイなどがあり、反応が似ていて紛らわしいので、見分けるには魚探反応確認→実釣→魚探反応確認→実釣を繰り返し、経験を積むしかありません。
フルノLS-6100
イサキは高根の頂上付近など潮通しが良い場所に集まっている
 
●イサキ釣りの要” タナ取り”
詳しい釣り方は釣り雑誌などの専門書に譲るとして、ここではイサキ釣りで要となるタナ取りについてのみ紹介します。
タナ取りは海面から行います。これはコマセカゴを海底まで沈めてしまうと海底付近に居た”エサ取り”といわれる別の魚たちがコマセにつられて上昇してしまい、付けエサまでも食ってしまう可能性があるためです。
始めは魚探に映った反応の一番上あたりにコマセカゴを沈め、反応の正体が何なのか掴むようにします。釣れ上がった魚が本命のイサキだったら、イサキが浮き上がって来るように少しずつタナを上げ、上へ上へと誘導しながら釣ります。決してコマセカゴを前回釣り上げたタナよりも下げないようにするのがコツです。
丸々太った30センチ級は引き味も格別です
丸々太った30センチ級は引き味も格別です
釣って良し、食べて良し…の旬イサキ、是非ともゲットしてください。
 
  次回は「マルイカ(ケンサキイカ)釣り」をお届けします。  

 
 
 
魚探四方山話 vol.9
カートップボートのように海面までが近いオープンボートでは、搭載した魚群探知機が波しぶきを浴びることも多く、いくら防水スペックの機器でも使用後の手入れを怠ると機器の寿命を縮めることにつながることは砂ぼこりや塩の結晶を吹き飛ばすことから始めよう前回お話しましたが、今回は魚探の液晶画面部分の清掃の注意点を紹介します。
屋外で使用する魚群探知機は砂ぼこりをかぶることも多く、それを意識せずに液晶画面を拭いたりすると、画面表面が細かい引っかき傷だらけになってしまいます。また、砂ぼこりだけではなく、浴びた波しぶきが時間とともに結晶化する「塩」もくせ者です。塩の硬度(硬さ)は「石こう」と同じくらいで、拭き方によっては砂ぼこりと同様に画面表面を傷つけることになります。
画面に多くの細かな傷がついてしまうと、オープンボート上など直射日光下で魚探を使用する場合、その傷が乱反射の原因となって画面がとても見づらいものとなってしまいます。
使用後の手入れは、液晶画面を傷つけないよう砂ぼこりや結晶化した塩を吹き飛ばし、そのあとに十分水を含ませた柔らかな布でやさしく拭くようにしましょう。また、使用しないときにはカバーを被せておくようにしましょう。
砂ぼこりや塩の結晶を吹き飛ばすことから始めよう
 
 
 
 
カートップボート 友恵丸 船長 小野信昭
 
     
 
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