| ●乗っ込みマダイとは |
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深場で越冬した魚が水温の上昇とともに産卵のため浅場へ移動することを”乗っ込み”といい、沖釣りにおける人気ターゲットのマダイも乗っ込む魚の代表格で“乗っ込みマダイ”として人気を集めています。
乗っ込み時期の特徴は、マダイの数釣りも期待できますが、なんといっても大型がヒットする可能性が高いことです。ただ、乗っ込みの現象は明確に現れる海域と、あまりはっきりしない海域があり、一説では釣り船が撒くコマセの量に関係していると言われています。例えば、一年中大量のコマセが撒かれる海域では厳寒期においてもマダイが深場へ落ちて行かなくなるので、春が来ても明確な乗っ込み現象を感じ取りにくいという説です。とはいえ、毎年、桜の花が咲くこの時期には、マダイが産卵のために浅場に集まるのは事実であり、それを求めて、数多くの釣り人達が海へ”乗っ込む”のもこれまた事実です。 |
| 乗っ込み期は浅場で大ダイをゲットできるチャンスです |
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| ●マダイの生息場所とポイントの選定法 |
マダイの成長は3年で25センチ前後、5年で35センチ前後で、4年が最小成熟年齢といわれています。成魚の生息場所は水深30〜150メートルの大陸棚で、海底質が泥の場所は好みません。 また、塩分濃度の著しい変化が嫌いなので決して汽水域には入りません。そんな習性も頭に入れ、大きな川が流れ込んでいる場所を避けたポイント選びが必要になります。
ポイント探しは、魚群探知機の画面に映る海底の凹凸が険しい場所から平坦地へ変わる境目を探すことから始めます。海図にて海底質が”R”(Rock:岩)と記された場所と”S”(Sand:砂)を調べておけば、効率よくポイントに近づくことができます。ポイントの見当がまったく付かない場合には、前述したような海底地形で、水深が50メートルの辺りを狙ってみてください。きっと近くにマダイが居るはずです。
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自ら選んだポイントで本命マダイをゲットできると喜びもひとしおです |
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| ●乗っ込みマダイの攻略 |
詳しい釣り方は釣り雑誌などの専門書に譲るとして、ここでは一般的なヤリトリとボートでの注意点についてのみ紹介します。
- 一般的なヤリトリ
タナを取ったあとは、大ダイのヒットに備えて、リールのドラグは道糸がボートの揺れで出ていかないギリギリの状態までゆるめておきます。アタリの出方としては、竿先を一気に海面まで突き刺すような強烈なアタリもあれば、始めにコツコツという前兆があってからスーッと竿先を引き込むパターンなどいろいろあります。大ダイだからといってアタリが強烈とは限らず、竿を起こしてから大ダイだと気づくこともあり、慎重さが要求されます。アタリ直後の引き込みが一番強烈で、引きに応じて糸を出してやることで対処します。マダイの引きは、真下に突っ込むだけなので根に巻きついたりすることもほとんどありません。青物と違ってこの最初の引き込みさえ凌げばそれ以降マダイはだいぶおとなしくなります。それでも巻き上げの途中で2度、3度と引き込む場合もあるので、ドラグはユルユルの状態を維持し対処しましょう。
魚の動きが止まってただ重いだけの時にリールを巻きますが、ユルユルの状態にセットしたドラグが空回りする場合にはリールのスプールをサミング(
親指によって押さえ )して竿を起こし、次に竿を寝かしながらリールを巻きます。これを繰り返すことで次第に魚が浮んできます。
マダイは水圧の変化に弱いので、海面近くになったら大ダイほどポッカリ浮かび上がってくる場合も多くありますが、最後まで気を抜かず慎重にタモ取りしましょう。
- ボートの操船
海の状況によっては上潮が早く流れている場合があります。上潮がボートのトモ側へ流れている時はハリスをプロペラに巻き込まないように注意しましょう。特にコマセダイ釣法で使用する長ハリスの場合には注意が必要で、テンビンを回収する少し前になったらエンジンのミッションをニュートラルにした方が無難でしょう。
小さなボートでは波やウネリによりボート挙動が不規則に変化するので、ハリスを手繰る際は無理なテンションが掛かった際にはスルスルとハリスを出せるような握り方で手繰る必要があります。間違っても、手に巻きつけながら手繰るようなことをしてはいけません。
釣り船と違ってマイボートの場合には、マダイを取り込む際のタモ取りも自らがやらなければならない場合もあります。手を伸ばせばすぐ届く位置にタモを置いておきましょう。
マダイ釣りは、” オデコ ” 覚悟の釣りとも言われており、一日中、糸を垂らしてもにそう頻繁にアタリが来るものではありません。「釣れた」ではなく、「釣った」を味わうためには魚探を駆使して好ポイントを見つけ出し、あとは付けエサのあるタナを常に意識し、海中をイメージしながら釣ることが大切です。
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| 天然モノは尾びれが大きく発達していて魚の王様の風格を漂わせています |
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