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  メバル釣り  
  匠からの伝承<TAKUMI karano DENSHOU>第7回は、この時期「春告魚」と呼ばれ親しまれている魚”メバル”をターゲットとして、魚群探知機での生息ポイント探し、ボートから狙う場合の留意点などを紹介します。  
 
●メバルはこんな魚
金色のクロメバル
市場でも高値が付く、金色のクロメバル
メバルは全国的に広く分布しているカサゴ科の魚で、漢字では”目張”と書き、文字通り目が大きく、目がよい魚として有名です。水深によって異なった種類のメバルが生息しており、もっとも浅い場所に生息するのがクロメバルで、全体的に黒っぽい体色なのでその名が付けられました。実際には画像にありますように体色が金色のものや、銀色、灰色などのものも存在します。
クロメバルより深場に生息するのがドゴットメバルやオキメバルなど赤みがかった体色のメバルです。メバルには他にも多くの種類が存在しますが、釣り人がターゲットとして狙うのは主に前述の3種 ( クロメバル、ドゴットメバル、オキメバル ) になります。
今回はその中からもっとも岸から近い浅場で狙える”クロメバル”の話を中心に紹介します。
 
●メバルの生息場所とポイントの選定法
メバルは1年中狙える魚ですが、冬から春が盛期となり、ポイントは水深5メートル〜40メートルくらいの範囲の岩礁帯、捨石周り、カジメ ( 海草 ) 林が狙い目となります。スキューバダイビングでメバルを観察すると、10尾程度で群れを形成していて、決して回遊することなく、海底から2メートルくらいの範囲に浮び、じっとしている魚です。その姿は、魚体を斜め上方へ傾けた状態で静止し、上からエサが落ちて来るのを待っているかのようにも見えました。

ポイント探しは、魚群探知機の画面に映る海底の凹凸が険しい場所を探すことから始めます。手っ取り早いのは海図にて海底質が”R” ( Rock : 岩 ) と記された場所を調べておけば、効率よくポイントに近づくことができます。クロメバルの生息ポイントは水深が浅いので、魚探の”海底拡大モード”を使えば本命の反応を捉えることができます。特に水深10メートル未満の浅場では、魚探以外にも箱メガネを使えばボート上からでもメバルの存在を目視にて確認することができる場合もあります。ただし、前述したようにメバルは目のいい魚であり、ボート上から魚体が見えるほど潮が澄んだ日は残念ながら警戒して釣り糸の先に付いたエサを食ってくれない場合が多いのですが…。 魚探に写ったメバルの反応と、仕掛け・エサ類
魚探に写ったメバルの反応 と 仕掛け・エサ類
 
 
●メバル狙いの様々な釣法
マダイやアジを狙っていたら、たまたまメバルが食ってきた…という経験をお持ちの方も多いかもしれません。現にメバルは種類が多く、生息ポイントも広いので、他のターゲットを狙っている際に外道として釣れ上がることがしばしばあります。とはいえ、専門に狙うとなるとそれなりに難しく、奥が深い釣りであることを実感させられます。
仕掛けに関していえば、根掛かりしやすいポイントを攻めるので一番下の部分にオモリを付けたいわゆる胴付仕掛けとなりますが、幹糸の太さ、ハリスの太さ、長さ、枝の間隔…など使用する仕掛けの構成もいろいろ考えられ、これが釣果を大きく左右するといっても過言ではありません。
代表的なエサとしては以下に示すようなものがあり、それぞれに釣趣が異なるので、ボートフィッシングの利点を活かし、いろいろ試してみるのが面白いでしょう。
  1. エビ類 ( 例.モエビ )
  2. 生きた小魚類 ( 例.カタクチイワシ、コウナゴ、ドジョウ )
  3. 虫エサ類 ( 例.青イソメ、ジャリメ )
エサ毎に適した仕掛けの詳細やそれぞれの釣法については釣り雑誌などの専門書に譲るとして、ここではボートフィッシングにおけるメバル釣りの留意点について紹介します。
 
●メバル狙いの留意点
1.メバルは凪を釣れ
メバルは目のいい魚であることは前述しましたが、メバルを狙う上でもうひとつ知ったおきたいこととして、”メバルは凪を釣れ”というものがあります。浅場に生息する魚なので海面が荒れているようなときにはその影響からか?エサを追わないこともしばしばあります。
2.低水温は不利
メバルが生息する浅場は気温の変化に応じて水温もが著しく変化するので魚の活性とも深い関わりがあります。昨日、釣れた場所なのに今日は全くダメ…ということがあるかもしれませんが、そんな時は思い切って少し深場を攻めてみた方がいいでしょう。
3.静かに釣れ
メバルは神経質な魚とも言われ、水深10メートル以浅のポイントをエンジン付ボートで狙うには、エンジンを回したままの流し釣りよりも、アンカーリングしエンジンを止めて静かに狙った方が釣果も上がります。また、仕掛けの投入でも仕掛けを急降下させてしまうと折角近くにいたメバルを驚かせ散らしてしまうケースがあるので注意が必要です。
これから春の濁り潮が差し込み、序々に水温が上がってくるのでメバル釣りの本格シーズンを迎えます。
金メバルを一荷で釣り上げた釣友
良型の金メバルが一荷で釣り上げた釣友
 
  次回は「乗っ込みのマダイ釣り」をお届けします。  

 
 
 
魚探四方山話 vol.7
魚群探知機を使用する上で、ボートに安定した電源があれば何の問題もありませんが、小さなボートでは魚探用の電源としてバッテリーを毎回積み込んで行く必要があります。
バッテリーには様々な種類がありますが、それぞれに特性が異なるのでそれを理解した上で使う必要があります。
  1. 鉛バッテリー
    充電するタイミング 帰港後すぐ ( 空っぽのままだとバッテリーの寿命が縮む。使用しない時も最低半年に1回は補充電する必要があり )
  2. ニッケル水素バッテリー
    充電するタイミング 帰港後すぐ ( 空っぽのままだとバッテリーの寿命が縮みます )
  3. リチウムイオンバッテリー
    充電するタイミング 出航直前 ( 使用しない時は、空っぽの方がいい )
    使い切り時は突然魚探が作動しなくなりますが故障ではありません。

バッテリー特性に合わせた充電が必要です
一度、魚探の便利さを味わってしまうと、”魚探なしではやっていけない”…と思う人も多いはずです。海上においてバッテリー切れによって魚探が使えなくなった…などということがないよう、自分が使用するバッテリーの特性を理解し、万全な充電を施し出航するように心掛けましょう。

※密閉 ( シールド ) 型でないバッテリーを使用する際は、ボートの揺れなどでバッテリー自体が転倒しないようしっかり固定しましょう。転倒するとバッテリー内の電解液 ( 希硫酸 ) が漏れだし、漏電・発熱・爆発の原因となる恐れがありますのでご注意ください。
 
 
 
 
カートップボート 友恵丸 船長 小野信昭
 
     
 
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