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  シロギス釣り  
  匠からの伝承<TAKUMI karano DENSHOU>第12回は、ボート釣りで最もポピュラーなターゲット”シロギス”の、魚群探知機でのポイント探しやその注意点を紹介します。  
   
 
●シロギスはこんな魚
その名のとおり、白く、キスをするように口を尖らせ、細長くスマートな体型で、成長すると30センチオーバーまで達する魚です。「釣りは鮒(フナ)に始まり、鮒に終わる」という名言がありますが、海のボート釣りに関して言えば、「シロギスに始まりシロギスに終わる」と言ってもいいくらいビギナーからベテランにまで人気の高いターゲットとなっています。
 
シロギス

●シロギスの生息場所とポイントの選定法
シロギスは、1年中釣れる魚ですが、釣りやすさを考えたら初夏から秋口くらいまでが水深の浅い場所の広範囲に分布し、エサを活発に追うので狙い時となります。水温が低くなるその他の時期は、深場へ移動し、生息場所も限られ、活性も低くなるのでやや難しいターゲットとなります。
釣りやすい初夏から秋口は、水深2〜20メートルくらいのエリアがポイントとなり、ダイビングでは、砂泥質の海底の10〜30センチくらい上を数尾の小さな群れで行動していることが確認できます。地形的には平坦な場所ではなく、窪みなど凹凸のある場所を好んでいることも実際見てとれました。
シロギスは浅場に生息するターゲットではありますが、決して魚探に映りやすいという訳ではありません。群れが小さく、泳層も海底付近であるために、魚探でシロギス自体の反応を見つけるのはほとんど困難です。しかしながら、前述したように海底質や海底起伏そして砂地に点在する小さな根を見つけることにより、シロギスのポイントもある程度予測がつきます。魚探機能の一つである”海底拡大モード”を使うことで、海底のわずかな変化を見つけることも容易になるでしょう。但し、波の影響でボートが小刻みに揺れると、たとえフラットな海底でも凹凸に表示されるので間違えないようにしましょう。
シロギスの生息場所とポイント
 
1. 起状のある場合
シロギスの好ポイント。
但し、ボートがゆっくり揺れると、同様の海底表示となることもあるので要注意。
 
2. 平坦な場合
よく見ると細かな凹凸が見えるが、これは海底の細かな凹凸以外にもボートの小さな揺れ等の影響も含まれている可能性大。

●ボート釣りだったら良型を狙おう
シロギスを数多く釣ること自体楽しいものですが、気の向くままにポイントを変更できるボート釣りでは数より良型主体の釣果を得たいところです。もともと、シロギスは繊細なタックルで狙うので、良型がヒットすると思いのほか強い引きにビックリさせられます。この釣趣に魅了され、1年中シロギスを専門に狙っているベテラン釣り師もいるくらいです。
私のこれまでのボート釣りやダイビングで観察した経験から、シロギスはサイズによって生息場所が異なることがおぼろげながら判ってきました。良型が揃うポイントは、砂と根が入り交じった場所が目安となり、魚探を使えば意外と簡単に見つけ出すことができます。但し、ボートからのシロギス狙いで一般的に行われる釣法(仕掛けを遠方へ投げ、手前に引いて来るような釣り方)は根掛りが頻発するので効率が悪くオススメできません。このようなポイントを攻めるには、仕掛けをボート下へ垂らすだけにして、逆にボートを流しながら根際わの砂地を丹念に攻めるのがいいでしょう。このようなポイントでは、外道に邪魔されることも多々ありますが、シロギスが掛かればほとんどの場合良型となります。また、カワハギなど嬉しい外道がヒットするチャンスも多くあり、シロギス以外のお土産もゲットできると思います。
なお、タックル、仕掛けの詳細や誘い方については釣り雑誌や専門書に詳しく記載されているのでそちらを参考にして下さい。
ボート釣りにおける永遠のターゲット”シロギス”
ボート釣りにおける永遠のターゲット”シロギス”
 
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次回は「オニカサゴ」をお届けします。

 

魚探四方山話 vol.12
「一度、便利さを味わってしまうと…」
釣行後に手入れを怠っていた知人の魚探がついに故障しました。メーカーへ修理に出している期間中は、魚探なしでの釣行を余儀なくされたらしく、その友人は「(魚探は)、失って初めてその価値がわかり、存在の有り難味を知る…」と語っていました。まったくそのとおりだと思います。釣り竿やリールは何種類も所有している人が多く、スペックは多少違っていてもある程度は代用できるはずです。

一方、魚探に関しては他に代用できるようなものはなく、また予備の魚探を持ち合せている人などそう居るものではありません。
一度、便利さを味わってしまうと、「魚探無しでは戦意喪失する…」という人がほとんどです。そう考えると使用後のメンテをしっかりおこない、大切に扱わなければならないものだと再認識させられます。

魚探四方山話

カートップボート 友恵丸 船長 小野信昭
 
     
 
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