匠の技
 HOME >> FUNnet
| 匠からの伝承トップ | 小野 信昭 氏 | 溝口 雅弘 氏 |
     
  アオリイカ釣り  
  匠からの伝承<TAKUMI karano DENSHOU>第11回は、近年、餌木を使った釣法で大人気のアオリイカをターゲットに据え、ポイント探しと実釣における魚探活用例を紹介します。  
   
 
●アオリイカはこんなイカ

イカは大きく2つのグループに分けられ、1つは胴の中に石灰質の甲を持つコウイカ目のグループで、もう1つが透明で細長い軟甲を持つツツイカ目のグループです。今回紹介するアオリイカはツツイカ目のグループに属し、大きなものでは胴長50センチを超え、重さも4キロくらいにまで成長します。アオリイカを狙う釣法は各地にいろいろ存在しますが、最近では日本古来のルアーである”餌木”を使ったシャクリ釣りが流行っており、陸からもまたボートからも「エギング」という言葉で、若い人達の間でとても親しまれています。

●アオリイカの生息場所とポイントの選定法
アオリイカの釣期は長く、大型が釣れる春先から夏までの時期と、やや小ぶりのものが数釣れる秋頃に二分されます。これは5〜8月頃に大型のものが産卵のために浅場へ上ってくるので釣りやすくなるのと、その卵から孵化した子イカが秋頃には300グラム位にまで成長し活発にエサを追い回すので小型のものが数釣れるようになります。
生息場所の水深は春先から夏までの時期が水深5〜20メートルで、秋になると水深20〜40メートルとやや深くなります。地形的には岩礁帯やゴロタ石が砂地と接する境目付近で、海藻が生えている場所が狙い目となります。 左の画像は実際にアオリイカが釣れたポイント上を再度流し直して撮影したもので、岩礁帯から砂地に変わった付近の画像です。
アオリイカ単体の反応を見つけるのはほとんど困難ですが、海底質や海底起伏そして小魚の群れの見つけることにより、アオリイカのポイントもある程度限定できます。
フルノ LS-6100
画面は2周波表示のモードで左が50kHzで右が200kHzです。
岩礁帯と砂地の境目付近にアオリイカのエサとなる小魚の反応が映っています。 根掛かりを恐れずに攻めると、幸運の女神が微笑むかも…

●アオリイカ攻略
タックルや仕掛けの詳細は釣り雑誌や専門書に詳しく記載されているのでそちらを参考にして下さい。
この釣法は、海底の餌木をイメージ通りにシャクることが大切で、釣果は一にポイント、二にシャクリダナと言っても過言ではありません。
10秒に1回くらいの間隔でシャクリを入れ、餌木を2〜3mほど浮かせ再びゆっくり沈めていきます。
シャクリ上げた際にガツンという衝撃とともに竿先が曲がったらアオリイカが乗った知らせで、そのままリーリングを開始します。竿の傾きは上方45度位をキープし、巻き上げは一定速度で行ないます。
取り込みにタモ網を使わずアオリイカの首根っこをハンドランディングする人もいますが、やはり安全にそして確実に取り込むためにはタモが必要です。タモの使用は、アオリイカをバラさないだけでなく、タモの中でスミをいっぱい吐かせた上でボート内へ取り込めるという点でも有効です。

●ボートフィツシングにおけるアオリイカ釣りのコツ
  1. リールのドラグは弛めにセッティングしておく
    このセッティングを怠るとイカの足が身切れを起こし、バラシの原因となります。
  2. ハリスは太目のものを使う
    5〜6号のハリスを使えば、根掛かりしてもボートを少し戻すだけで餌木を回収できる可能性が高い。
  3. 餌木の選択
    イカの活性は天候・潮の濁り具合・エサとなる小魚の有無など、さまざまな条件・要素によってかわるので、正直言って掴み所がはっきりしません。でも、アピール度の高い派手なカラー(蛍光オレンジ系や蛍光ピンク系)をメインに揃えれば釣れる確率が高くなると経験的に感じています。
蛍光オレンジの餌木に乗ったアオリイカ
アオリイカの餌木シャクリ釣法は、シャクリ上げた竿をガシッと止める乗った瞬間の衝撃がたまりません。また、良型アオリでは他の魚に勝るとも劣らない引きなので一度でも味わってしまうと、ハマッてしまいます。浅場で狙えるターゲットなので是非一度マイボートでチャレンジしてみてください。
▲to TOP
次回は「シロギス釣り」を紹介します。

 

魚探四方山話 vol.11
この時期、海水浴客などで海辺には多くの行楽客が訪れるようになります。また、早朝はボート釣り愛好家しか居なかった沖合いにおいても日が高くなるにつれ、様々なマリンスポーツを楽しむ人で混雑します。
ここでボート釣り師が怠ってはならないことに”見張りの励行”があります。とかく釣果を追い求めるばかりに、好ポイント探しに夢中になって魚探やGPSの画面ばかりを注視する人が多く居ます。これは本当に危険な行為で、釣り船のベテラン船長でも陥りやすい危険な行為です。
とにかくこの時期は、閑散としていたオフシーズンとは、まるで様子が違うことを心得、安全第一にボート釣りを楽しみましょう。

カートップボート 友恵丸 船長 小野信昭
 
     
 
back   next
 
 
Copyright(c)2004, FURUNO ELECTRIC CO.,LTD. All rights reserved.