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  魚探を積んでボートを漕ぎ出そう!  
  匠からの伝承<TAKUMI karano DENSHOU>第1回は、「魚探を積んでボートを漕ぎ出そう!」ということで、
魚群探知機があればこんなにもボート釣りが変わる…という内容を具体例を交えながら紹介します。
 
 
●魚を釣るうえで超えなければならないハードルと魚群探知機の必要性
魚群探知機は超音波が密度の異なる媒質にはね返る性質を利用して考案された装置で、読んで字のごとく魚群を探知できる機械です。とはいえ、探知可能なのは魚群に限ったことではありません。海底の砂や岩なども探知可能で、海上に居ながらにして海中の様子を把握できる画期的な装置です。(原理の詳細は「匠の技」コーナーを参照して下さい。)
ボート釣りを始めたばかり人が誰しも直面するのは、この広い海のいったいどこへ行けば魚が居るのだろうか?という疑問ではないでしょうか。ただ、現実問題としては魚が居る場所へ行ったからといって、魚が釣れる訳ではないことも知っておく必要があります。

LS-6100とマダイ)

例えば、今、水深40メートルの釣り場で魚探を装備したボートから釣り糸を垂らすとします。 想像してみて下さい。40メートルといったら10階建てビルの高さに相当します。その高さから地上の歩行者に的確に釣り餌を垂らせるでしょうか?よほどのことがないかぎり歩行者の目の前に食べ物を降ろすことなど不可能です。
また、なんとか歩行者の目の前に食べ物を下ろせたとしても、歩行者がたまたま食事を済ませた直後で満腹の可能性もありますし、たとえ空腹だとしても怪しい食べ物だと疑って食べないかもしれません。こう考えると、魚探があったからといってすぐに魚が釣れる訳ではないことがおわかりいただけるのではないでしょうか。
「だったら魚探など持っていても無駄だ」などとは思わないで下さい。前述したように広い大海原、どこにでも魚が居る訳ではないのです。ただ闇雲に釣り糸を垂らすだけでは、魚はなかなか釣れてくれません。
我々人間社会でも人が多く集まる場所とそうでない場所があるのと同様に、魚も生息している場所とそうでない場所に分かれているのです。魚の生息場所には何らかの特徴があるものです。その場所を見つけるために、そしてその場所に少しでも近づくために魚探は絶大な威力を発揮してくれるのです。そこから先の釣れるか釣れないかは、魚探を如何に使いこなすかと、釣りのテクニック、そして少しばかりの運になるでしょう。

 
●今や“魚探”は、ボート釣りにおける釣具(タックル)の一部といっても過言ではありません?
海上のボートから釣り糸を垂らす際に欲しい情報としては、その場所における@水深、A海底地形、B海底底質、C魚の有無・タナ、D水温、E透明度、F潮流…などがあります。この中の@〜Cについては魚群探知機にて情報収集可能であり、これらの情報を入手するかしないかで釣果に大きな差がつくケースも多々あります。そんな訳で、“魚探”はボート釣り師の間ではとても普及率が高いものとなっており、今やボート釣りにおける釣具(タックル)の一部といっても過言ではありません。

(魚探はもはやタックルの一部)
 
●魚探を使いこなして釣果を上げるには
魚探画面への魚群の現れ方は、決して普遍的なものではありません。なぜなら魚の群れ方などは、季節、水温、1日の中での時間帯、天候、地域によって大きく異なるからです。また、海底地形などは、使用する魚探によっても映り方が異なり、たとえ同一の魚探でも超音波を発振する振動子の取り付けや周波数、感度調整などによっても映り方が変わってきます。 
 魚探を使いこなして釣果を上げている人々は、決して画面から得られる情報だけを頼りにしているわけではありません。やはり実釣での経験が何より結果を大きく左右することになります。ただ、その手助けをするのは間違いなく魚探であり、使いこなすことで釣りの強力な武器となりうることは間違いありません。
 そんな訳でとにかく実釣を繰り返し、魚を釣った際には山ダテしてポイントを記憶し、同時に魚探画面で海中の様子を把握することに努めましょう。この蓄積が、難しいとされている魚種判定や新規のポイント開拓にやがて好結果をもたらしてくれるはずです。最後にボート釣りで釣果を上げるための鉄則を6つ紹介します。

@あらかじめ海図で行き先の目星をつけてから出航しよう!
A魚探の機能を使いこなそう!
Bボートを魚群反応の上に停められるようになろう!
C仕掛けをタナに合わせられるようになろう!
D魚探に映る反応と釣れた魚、ポイント、水温のデータを蓄積しよう!
E自分だけのポイントマップを作成しよう!
 
  次回は実釣編として「秋のマダイ釣り」における魚群探知機の活用例を実使用上のコツ、注意点を交えながら紹介しようと思います。  

 
 
  魚探四方山話 vol.1
「充電を忘れずに」
 一般人に「どんな時に不安を感じますか?」と質問したところ、「携帯電話が”圏外”となったり、バッテリーが切れた時」と答えた人が多かったそうです。現代人にとって携帯電話は便利で必要不可欠なものとなっていますが、ボート釣り師にとってはもう1つバッテリーが切れては困るモノがあります。そう、それは魚群探知機です。釣りの最中に魚探用のバッテリーがあがってしまい使えなくなったという経験を持つ人は意外と多く、ほとんどの人が「その時点で戦意喪失した」と口を揃えます。一度でも魚探の便利さ、有り難さを経験してしまうと、それ以降、ボート釣りには欠かせないものとなってしまいます。魚群探知機も携帯電話と同様で、使用中にバッテリー切れを起こさぬよう釣行前にはしっかり充電しておくようにしましょう。もちろんバッテリーだけでなく、ご自分の身体も十分な睡眠で充電しておくことを忘れずに…。
 
 
 
 
カートップボート 友恵丸 船長 小野信昭
 
     
 
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