匠の技
 HOME >> FUNnet
| 匠からの伝承トップ | 小野 信昭 氏 | 溝口 雅弘 氏 |
     
  Vol.10 6月の池原  
  本格的にスポーニングに入り、6月になって稚魚を守る雄バスが確認できるようになりました。
今回はフローティングネストによるバスのスポーニング環境への取組みを報告いたします。
 
   
 
池原ダムの状況です  
水位  −13m
水温   22℃
水質   白川筋    やや濁り気味
前鬼筋    やや濁り気味
島周り     クリアー
本流筋    クリアー
坂本筋    クリアー
備後筋    クリアー

(6月15日現在 )
坂本筋
  坂本筋
 
全体的な状況
今シーズンは水温の上昇が遅く、現在22〜23℃です。例年に比べると3℃程低いように思います。
稚魚を守る雄バス
スポーニングに関しては旨くなってないと思っていましたが、6月に入ってから稚魚を守る雄バスを確認出来、上手く行っているようです。
皆さんがバス釣をしている時にこのような光景を見かけたらそっとしておいてあげて下さいね。
釣果は、ソフト系が中心でNS,やDSの反応が良くスイム系やビックベイト系は一日やり通して3匹位ですが、サイズは50p前後が出ます。全体では、アフターがメインで回復がちょろちょろ、プリもちょろちょろって感じです。水温がもう少し上がると、ハード系の反応も出てきて面白いと思います。
稚魚を守る雄バス  
 
混み具合ですが、今シーズンは少なく特に坂本・備後方面は例年に比べると少なくプレッシャーは低い様です。
今月の予想ですが、梅雨に入り水温の上昇は望めないようなのでこのままだらだととした状態が続くでしょう。梅雨が明け夏の日差しになると水温が上昇して活性は一気に上がると予測しています。 梅雨明けが楽しみです。
 
フローティングネストを作りました
フローティングネストを作ってみました。フローティングネストとは浮き人工産卵床の事です。
人工産卵床を作ろうと思ったきっかけは、今から三年前、初めてアメリカへ行った際に見学した淡水魚を管理するセンター内で人工産卵床に使うマットを見た時でした。
そのマットは50p四方のシュロか、ヤシの繊維を編んだような厚さ5cm位のものでした。その当時、土木の仕事に関っていた事もあって、見たマットが土木工事の擁壁などの裏に入れる吸水マットに非常に似ていることに気づきました。
池原の場合、ダム湖の地形が非常に傾斜のきつい所ばかりでバスが産卵をする場所として条件的に厳しいのです。当初、マットだけを沈めて安定した底質の産卵床を提供してあげる事を考えていましたが、もう一点、池原は水位の増減も激しい湖でバスの産卵床としてさらに厳しい環境条件である事に気付いたのです。
毎年、桟橋の近辺で産卵をして産卵床を守っている雄バスの姿を何匹も見ますが、運悪く雨が降らず減水が続くと孵化を待たずして干上がってしまうのです。
産卵床が干上がってからも雄バスは、その場を離れようとせず2〜3日はじっと岸際を眺めながらうろうろとしています。その姿がけなげで仕方が有りません。
フローティングネスト
  フローティングネスト
フローティング上のバス
その事を思い出し、増減があっても大丈夫なように桟橋にぶら下げればどうだろう。中層状態のしかも人工の産卵床に果たして産卵をしてくれるのだろうか? 
半信半疑でいろいろと考えていました。それから実行する事が無く二年が過ぎ実行するきっかけとなったのが田辺さんでした。
去年の秋に開催したバスのイベントにゲストとして来て頂きいろんな話をしている時にこの話が出て「フローティングネストいいじゃん」の一言で実行することになりました。
材料は、アングルと鉄筋、網とマットといたってシンプルです。ネストの深さは170cm、大きさは一号・二号共に100×200cm、三号は現在製作中ですが100×100cmの予定です。
マットの素材は一号には、ヤシの繊維であんだマットを二号には人工的な繊維で編んだマットを使いました。
先にも書いたように結果については半信半疑、どうなるかは分かりませんが、結果については次回に報告いたしますのでお楽しみに!
▲to TOP
 
 
back   next
 

 
Copyright(c)2004, FURUNO ELECTRIC CO.,LTD. All rights reserved.